高齢者の排泄介助

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高齢者の排泄介助

私は介護の仕事を経験したことがあります。社会人になって初めてした仕事は看護助手でした。その次に介護士の仕事をしましたが、仕事内容はほとんど同じでした。どちらも高齢者の生活介助を行うものでした。
高齢者の介助で一番大切なのは排泄介助だと思います。排泄物が出ないと体調は悪くなるし、尿や便の状態で健康状態が分かるからです。高齢者は便秘の人が多くてほとんどの人が下剤を飲んでいました。ベッドのシーツには必ず排泄物でシーツが汚れないようにするための防水シーツがひかれていました。
ベッドの真ん中くらいに防水シーツをひいて、その上に横シーツをひいていました。これで多少の汚染なら下のシーツまで汚れることはありません。下のシーツまで汚れてしまうとベッドを丸ごとキレイにしなくてはいけないので患者さんも介護士も大変な思いをすることになります。でも、便秘の患者さんが下剤を飲んでいると水様便が出るようになります。水様便はおむつから漏れて汚染しやすいので、ベッド全体が便で汚れることになります。シーツは業者に洗濯を頼むので、なるべく便の汚れは落とさないといけません。手洗いで便を落とすので誰もやりたがらない仕事だと思います。
患者さんの家族に洗濯をしてもらっているので、下着が汚れた時も手洗いをします。白い下着が便の茶色で汚れてしまうので漂白します。おむつ交換後の病棟の洗濯室には漂白剤に使っている下着をたくさん見ます。家族にも負担をかけないように努力しています。

 

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