介護職員初任者研修の資格取得体験記

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私は現在､訪問介護のヘルパーをしていますが今まで全く介護の仕事に興味がなかったのですが66歳になる母が転倒事故で左足を骨折し人工関節になり､統合失調症の持病もあり自宅で母の介護をしていたのですが精神病院へ何度も入退院を繰り返し､このまま自宅で介護しても何度も入退院を繰り返すだけだと思い介護福祉士で認知症の方向けのグループホームに努めている姉と相談し要介護3の判定が出ていたので姉が以前に努めていた特養ホームに入居してもらうことになりました｡
このことが関係して介護の仕事に興味がわき､介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)の資格を取得して介護の仕事をしようと思いました｡
介護職員初任者研修と旧ヘルパー2級とでは何が違うのかというと学習時間は130時間で以前のヘルパー2級の時と変わりませんが旧ヘルパー2級が訪問介護向けの資格だったのに対し介護職員初任者研修は訪問介護と施設介護の両方の知識と技術が学べるようになり旧ヘルパー2級で義務付けられていた現場実習が必要ではなくなり生徒同士の介護演習のみでもよくなり､旧ヘルパー2級では実施されていなかった修了試験が義務付けられ1100点満点中60点以上を取らないと修了証がもらえません｡
修了試験の内容ですが授業で､この箇所は修了試験に出るのでアンダーラインを引いてくださいと講師の先生が教えてくれるので普通に授業に出席して通信課題をすれば誰でも60点以上は取れますし修了試験の問題の出し方も選択肢の中から｢適切なもの｣､｢適切で無いもの｣を選ぶだけなので普通に授業を聞いていれば誰でも合格できるようになっています｡
私は平日の週3日学校に通う平日短期コースで15日間通学して資格を取得したのですが幅広い介護の知識や技術を朝の9:30から夕方の17:30までみっちり授業を受けないといけなかったので先生の授業を受けるのは高校を卒業して以来無かったので眠気をこらえるのに必死でした｡
生徒同士での介護演習では仰向けの状態から横向けになって貰う方法やベッドに寝ている人を座った姿勢にする方法など今まで母の介護は我流でしていたので介護される人も介護する人も負担が少ない介護方法を教えていただきとても勉強になりました｡
介護にはこれといった正解があるわけでは無く利用者さんお一人お一人で体の状態や認知機能などが異なってくるのでその場その場での状況判断が求められ大変ですが､その分やりがいも大きい仕事なので介護職員初任者研修を受けて介護の世界に飛び込んで満足しています｡

 

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