体験談

トップページ ＞ 体験談 ＞ 四年間の自宅介護を育児と両立させていました

 

今から約十年ほど前の四年間、祖母の自宅介護を行っていました。当時私は子供がまだ幼稚園で育児と自宅介護の両立は大変なこともありましたが、その代わりいろいろとそこから学ぶことができたので、今となっては介護をして良かったなと思っています。
その自宅介護を私が行うようになったのは親戚一同の中で当時専業主婦をしていたのが私だけだったからで、子供はまだ小さかったもののずっと家にいられるからということが理由です。もちろん祖母の子供である私の母や母の兄弟とも話し合い、できるだけ協力するからということで私も自宅介護を頑張ってみようという気持ちになれたのです。

 

そうして四年間介護を行ったわけですが、祖母は当時寝たきりでさらに認知症も患っていました。ただ寝たきりとはいえ、足を悪くしていただけで食事などは自分で行えたのでその点ではまだラクでした。
また週に一度介護サービスも受けていたので、そちらと協力しながら介護を行っていきました。

 

まず介護用ベッドを用意し、他に車椅子や携帯用トイレ、入浴用の移動できる椅子、そして大人用オムツに食事時に使うエプロンなどの細々としたものなどを使って日々の介護を行っていきました。
そんな中で一番気を使ったのは床ずれができないようにすることでした。何しろ寝たきりなのでいくら手は動かせるとはいえ、私が体の位置を随時変えてあげないとずっと同じ体勢のままになります。私は介護を行い始めた当初、一日に二回ほど体勢を変えてあげるだけで十分だと思っていたのですが、それでは油断していると床ずれができてしまうことがありました。

 

なのでとにかく祖母の体をしょっちゅう動かしてあげることにだけは気をつけ、その時には同時に足が固まってしまわないよう、簡単にマッサージをしたり曲げ伸ばしをしたりとしてあげました。
そして母や母の兄弟が我が家に来た時には皆で祖母を車椅子に乗せ近所を散歩したりして、四年間の自宅介護を行うことができたのです。

 

>>　介護職員初任者研修について詳しく解説しています。　<<

 

一括して資料請求ができるサイトをご紹介します。