介護　今後

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今後の『介護』のあり方には、様々な論評が飛び交っています。「もっと充実させるべき」ということは誰もが言っていますが、実際にどこをどう充実させるべきかは誰も一概に述べることができません。その理由は何といっても高齢者1人1人が抱える問題が違うからです。

 

しかし、今後の『介護』がどうあるべきかということについては、ある程度国民に任される傾向が強くなっています。例えば「なるべく元気な老人を増やそう」という動きですね。これは『介護』制度も使わず、たった1人で暮らせということではありません。『介護』が必要なところはもちろん国や福祉事業者の用意している介護サービスを利用するのが当たり前ですが、それに頼るのではなく、それをあくまで補充的に使用するという考えですね。「歩かなくなったら余計に歩けなくなった」と聞いたことがありませんか。使わなくなった体の機関はどんどん衰えていきます。実際に骨折などの理由でしばらく動かない間に体の機能が弱って今度は歩く為のリハビリをしなければならないなんてこともあります。つまり行き過ぎた介護で、その個人の自由な動きを阻害してしまっては、かえって体に悪いのです。

 

今後の『介護』ではより軽度の要介護者に対しての元気を保つための方法が問われるようになるでしょう。一方で、重症化する痴呆患者の介護は家族にとっては理解しづらく、非常に難しい問題です。重度の要介護者の場合、家族がどう触れ合うべきか、その間に立ってストレスを軽減し、良好な家族関係を保つ橋渡しをするのも介護に求められてくるでしょう。

 

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